3～5歳になってもストローが使えない子どももいます。まずは、その理由を探ることです。

保育園では直接コップから飲んでいて、ストローを使用していないため、体験が少ない子もいますし、吸うことがあまり得意ではなく、リラックスできるおうちにいるときまでがんばりたくないという子もいます。

飲み物を飲む場合は、ストローが苦手でしたら使う必要はありません。

それでも、ストローを練習させたい場合、次のやり方があります。

ストローの練習におすすめなのは、紙パックで飲ませること。パックを押すと中身が出てくるため、調節して練習に使えます。

他には、大人が一緒にストローで飲んでみたり、好きな飲み物を入れて練習するといったこともいいでしょう。

シリコン製のようなやわらかい素材だと飲みやすい子もいます。この場合は、マグなどで練習できます。

2歳ぐらいの子どもの場合は、飲み物にストローを少しさしてストローの吸う側を大人の指で押さえます。子どもの口元へ持って行き、吸った感じがわかると、大人の指を離すというスポイトのようなこともできます。

しかしながら、ストローを無理して使う必要もないため、何よりも理由を知ることが大切。

食事の時間は楽しい時間にすることが一番大切です。

幼児期は、苦手であるものを無理に食べさせずに、ご機嫌で食べられる環境を用意することに一番力を入れましょう。

楽しい時間の中でストローを使って飲む機会があれば、成長とともに自然にできるようになります。

育児書を見ると、年齢別にできることが表されていますが、これはあくまでも平均で、得意なことも、苦手なことも人それぞれ違います。

この子はこれが苦手なのかなーと、おおらかに見守ってあげるといいですよ。