お友だちや兄弟の中で一番食べるのが早くて、終わると退屈して、落ち着きがなくなる子。

 食欲があることはいいことなのですが、他の子に迷惑になっていたり、パパやママが一緒に食事をしていても落ち着いて食べられないといったことが起こります。

 終了時間は個人差があり、早く食べ終える子の食べ方をみていると、私語もせずにもくもくと食べているといった感じが多いので、食べ物のことで会話をしてあげると自然にペースが落ちてきます。

 食事のマナーとして、周りの人のペースに合わせることが大切なので、「パパは今これくらい食べているよ!」と周りの人の食事のペースを見て食べる体験をさせていくことが大切です。

 ペースが合わせられないと、会話も楽しむことができないし、さらには消化吸収にもよくないし、味わえないからおいしくたべられないしといった理由をひとつひとつ教えてあげるようにしましょう。

 自分から、周りの人に合わせて食べようと思っていないのに、強制させては、食べることが嫌いになってしまうため、注意してください。

 こどものころは、おもいっきり元気に食べてくれればいいと、思う気持ちもわかりますが、実は大人になってからそれを躾しようとしても言われないとできなくなります。

 だからこそ、言い方が気をつけて、楽しい環境から自然に育つようにしてあげることが大切です。