食事を少し食べると、落ち着いて座っていられず、ウロウロしだす子は1歳半~2歳と低年齢の男の子によくいます。
見ていると一度にたくさん食べられないタイプの子に多いのも特徴の一つ。
小食の子は、早くおなかがすいてしまうので、機嫌が悪くなりがちで、あまりぐっすり眠ることもできません。また疲れているため、遊べないといったこともしばしば。
ウロウロ歩く子は、いつも同じ子で、この行動をほっておくと、習慣化していまいます。
いろいろ原因があると思いますが、例えばテレビをつけっぱなしで食事をしていたり、いつも家ではなく、さまざまな場所で食事をしていたり、こどものみで食事をしていたり、部屋が汚かったりすることによって起こるケースが多い。
まずは原因をさぐることですが、このタイプの子は、好奇心が強く、すぐに他のことが気になってしまうから、歩き出してしまうのです。
しかし、悪いことだけでなく、好奇心が強いため、これはなんだろうといろいろなものにチャレンジすることもできるので、好き嫌いを克服しやすいタイプでもあります。
興味の矛先をうまくコントロールすることで、立ち歩くことなく、食べることに集中することができます。
食べる時に手づかみでいくことも多いと思いますが、スプーンやフォークは近くに用意するとして、とにかくその好奇心を消さないようにしてあげること。
これを繰り返していたら、立ち歩くどころか、食を楽しめる子に育ちます。
あまりに早くから立ち歩いてしまって、栄養が心配だという場合は、おやつを野菜チップスや野菜スティックにして、ソースをいろいろ自由にさせるなど、遊びごころを加えた演出をして、楽しませながら栄養を補いましょう。