体重が増えすぎていなければ、おかわりで食事量を増やしても問題はありません。

たくさん食べるということは、食事が楽しい時間になっているということです。
太りすぎていたり、急な体重増加がある場合は、注意が必要ですが、そうではなくバランスのよい食事でしたら問題はありません。

それより、なぜおかわりしているかをチェックしてください。

食べ方はどうですか?早食いになっていませんか?

早食いだと、あまり噛んでいないことが多く、解決したいことです。

例えば、成長に合っておらずやわらかすぎる食事になっていると、早食いになる傾向がありますが、適度なかたさや大きさのものを食べている場合は、食べさせてあげましょう。
食事のたびに、「もっと食べたい」と訴えるのでしたら、主食・主菜・副菜それぞれの量を盛りつけの段階で少しずつ減らしてあげて、全部食べたらさっき減らした分をおかわりしてもらうようにするとよいでしょう 。

あとは会話はどうでしょうか。家族が会話をしているのに、何も気にせずに食事ばかりに集中しているなんてことはありませんか?

幼児のうちはいいのですが、大きくになりみんなで食事に行く時など、周りに合わせることができないと、その場の雰囲気を崩してしまうため、一緒にいる家族とおしゃべりを楽しみながら食事をすることを心がけましょう。

この〇〇シャキシャキするよ!音を聞いてみて…とか、この野菜はなーんだ?とクイズにするなど…食事に対する話題を思いっきり楽しんでみてください。

量が自然に抑えられていくだけでなく、語彙力やコミュニケーション力も身についていきます。

また、こんなケースもあります。

おかわりすることに執着している可能性です。おかわりするとかっこいいと言った間違った知識を持っている場合もあります。何が原因か、子どもと話してみるのがいいでしょう。

コミュニケーション力が自然に身につきます。

子どもによっては燃費のいい子と悪い子がいます。午後の活動でたくさん遊んでいて、エネルギーが減っているかもしれません。

保育園の様子を先生に聞いて確認してみてください。

先生からも意見を聞いて、保育園で行っている対応と、ご自宅の対応を合わせてあげると子どもに負担が少なく、スムーズに問題が解決できます。

幼児は、まだ満腹中枢の働きが未発達な時期なので、おなかがいっぱいになったことを感じにくく、ママやパパの分まで食べたがることもあります。必要な量を子どもが食べていると思ったら「ごちそうさま」をして、「おなかがいっぱいになったね」と声をかけて、満腹感を意識させてあげましょう。
おいしそうに食べる子は、どこに行っても愛される子です。

そんな能力は消さないように、環境を作ってあげて、ダメなどの否定的な声かけは避けましょうね!