トマトの皮は、皮自体がとても固いため、消化にもよくありません。

幼児の場合は、まだ歯が生えそろっておらず、大人のように細かく噛み切ることはできません。

噛みきれていないと喉に皮がひっかかることもあり、消化の悪さでお腹を壊してしまうこともあります。

こどもが食べない場合は、無理して食べさせる必要はありません。

これはトマトの皮に限ったことではなく、トマト自体が食べられない場合も同じです。

ケチャップやトマトソースを食べてもいいですし、少し栄養素は異なりますが、アスパラやブロッコリースプラウトなどの野菜を代替にしてもよいでしょう。

食べなくても、繰り返し食卓に出していることで、食べられるようになれることもあるので、ゆっくりと成長を見守りましょう。

無理して食べさせる方が、嫌な思い出からトラウマになり、食べられない期間が長くなることもよくあります。

カボチャの皮は調理するとやわらかくなりますが、色も緑のため、苦手な子も多いです。

皮にはβカロテンやビタミンCが豊富で、果肉以上に含まれています。ちなみに”わた”には、βカロテンやビタミンKがあり、種にはビタミンEやビタミンB2、リノール酸やオレイン酸などの良質な脂質が豊富に含まれていて、カボチャは種の外側の固い部分以外捨てるところがありません。

そんな栄養価が高い皮の部分ですが、濃い緑色をしています。カビの色である緑色の皮は、本能で2歳くらいから苦手になる子が多いです。

食べないからといって、捨ててしまわずに、食卓にあげて、ママやパパがおいしく食べているところを繰り返し見ることで、安心な食べ物だと理解し、食べられるようになっていきます。

皮だけを分けて、別の料理にするのもよいでしょう。例えば、皮だけを細切りにカットして、かき揚げやきんぴら、大学芋風におやつとして調理をするのもおすすめです。

<大学芋のレシピ>
カボチャの皮は100g(1/4個分)をサラダ油は大さじ1/2の油で揚げるか、フライパンに油を入れて3分ぐらい炒めます。やわらかくなったら酒は小さじ1を入れて、砂糖は小さじ1.5、濃口醤油は小さじ1、みりんは小さじ1の合わせ調味料を加えて絡めた後、黒ごまは小さじ1弱をふって出来上がりです。

嫌いなものも、おかずではなく、おやつにするとすんなりいくこともあるので、試してみてくださいね。