小食とは、食事の量が普通の子より少ないことをいいます

偏食と違って少々嫌いなものでもうながされれば食べようとするのですが、量はたくさん食べられないし、好きなものでも、たくさん食べるといったことがないのが特徴です。

 せっかく作った食事を食べてくれないと、身体のことが心配になるだけでなく、むなしくなってきますよね。

 そうはいっても、食事の時間は安心できて楽しいものであるはずなのに、なんで食べないの?と与えているパパやママが悲しい顔をしたり、食べなさいと強制してしまっては、苦しい緊張の時間になってはひどくなる一方です。

 食事を食べてくれるようになると、子育てはぐっと楽しくなるので、以下のことを焦らずゆっくりと試してみてください。

 このような子の場合、どうしても体重や身長が気になって仕方がないと思いますが、平均よりかなり下回っている場合は医師に相談をするのが一番ですが、それ以外は燃費がいい子なんだと、あまり神経質にならないようにしましょう。

 保育園にはたくさんの子がいますが、必要量はみんな違うので、その子に合った量で食品をバランスよく食べていればいいと考えた方がいいでしょう。

 量は年齢ごとに増えていくものですが、増えていかずに逆に減っている場合は何か身体的な問題があることも考えられるので、専門家に相談をすることをおすすめします。

 何よりも小食の子に必要なのは、食べ物に対する興味が薄く、食事意欲に欠けている場合が多いので、意欲を持つように配慮をしてあげること

 食べる、寝る、遊ぶの時間の質の向上を図ることがポイントとなります。

 生活リズムを作るうえで、毎日できるだけ決まった時間に起きるようにして、朝ご飯を食べた後の午前中の時間に、散歩でもいいですし、身体を動かすのが得意な子であれば、外で活発に遊ばせて、お昼ごはんが食べたくなる環境をつくることです。

 雨が降っていても、音楽に合わせてダンスをしたり、動物を身体で表現したりとリトミックを楽しみ、運動量を増やして、食欲が増すように促しましょう。

 2歳ぐらいになれば、自分の食べられる量をよそわせて、食べきることの達成感をつけてあげるものいいですね。お皿がぴかぴかになった喜びを知ると、自然に量が増えていきます。

今日から食事を食べさせるのではなく、食べる力を育みましょう。