こどもの心をコントロールできたら、どんなに子育てが楽になるかと思いませんか?簡単にコントロールできる方法がいくつかありますが、今回はその中でもカラーを使った方法を、カラー別にご紹介していきます。

 食べ物や洋服、インテリア・・・生活の中には実にいろんな色に溢れています。

 その色たちがそれぞれに持つパワーを上手に活かして、心をうまくコントロールするという色彩心理学に基づいた色の活用法で、子育てをもっと楽しくできます。

 そこでもっとも簡単なのは部屋の壁紙や家具、小物といったアイテムにカラーを使うこと。

 部屋のアクセントとしてオシャレに演出できるだけでなく、家族みんなのこころを豊かにします。

 体温を上昇させる色なので、北向きの太陽が当たらない部屋に取り入れるのがおススメ。実際に2~3度の温度の上昇があるので、寒い部屋だけではなく、冷えた食事を赤いトレーやランチョンマットにのせれば温かくおいしそうに見えます。

  は呼吸を穏やかにさせるぐらい落ち着かせる効果があるため、寝室にぴったりです。創造性も高めてくれるので何かを作業する部屋にも使いたいカラーですが、食欲を抑える効果があるため、食事をする部屋にはあまり向きません。

 黄色は理解や判断をつかさどり、左脳に刺激を与えて不安を解消してくれるので、勉強部屋にもおススメ。食欲も増進させてくれる色なのでダイニングにもぴったりです。

 視覚が少しずつ発達し始める2か月ぐらいの赤ちゃんの部屋は、淡いパステルカラーで囲まれていると思いますが、赤・青・黄色といった三原色しか見分けがつきません。三原色を見るだけで脳が活性化するので、さまざまなところで使ってあげたいですね。

 は気持ちを穏やかに、リラックスをさせてくれる色です。自然の色が最も効果があるため、リビングで野菜を育ててみるのもおススメ。家族の結束力も高めてくれます。

 オレンジ明るく開放的な気分にしてくれて、人を呼び寄せる色です。食欲増進効果があり、気分を高めてワクワクさせてくれる色のため、キッチンに使うと料理が楽しくなります。

 精神を集中させてくれるカラー。情緒を豊かにしてくれる効果や感受性を高めてくれるため、こどもにも絶対に利用したカラーです。肉体的な安らぎを与えてくれる薄いバイオレットをシーツなどに使ってあげると、深い眠りを与えることができます。

ピンクは疲労を軽減させてくれる癒しのカラー。寝室などに使ってあげると自然に優しいこころを育みます。

 4~5か月頃から色の見分けもつくようになるので、部屋の目的に合わせて、カラーをうまく使ってあげるとこどもの能力を高める環境を作ることが簡単にできます。

カラー効果を利用して、イライラしたりしない生活はじめませんか?