片付けができる子とできない子は、性格の違いではありません。どのような環境で育ったかが結果に繋がります。片付けられない子は大人になってもその性質は直せません。今回は片付けられる子に育てる3つポイントをご紹介します。

 片づけは環境づくりから・・・もちろん、片づけできる収納スペースがあるのは大切ですが、それだけではなかなか片づけられるこどもに育ちません。まずはルールを作るようにしましょう。

 ポイント1. 簡単に片付けられる環境を作る。 

 おもちゃは1つ出して、次のおもちゃで遊ぶときは、使っていたものを片づけるとか、最後にまとめて一時避難ボックスにいれます。

 おなかがすいているのに、しっかりと分別してきれいに片づけないとご飯を食べさせないよといってしまうと、泣いたり、ぐずったりして、そのまま食事になるとおいしく食べられません。しかも、疲れて寝てしまうことになりかねません。

 ポイント2. ルールを決めること。

片付け方は、親が決めるのではなく、あくまでもこどもと話し合い、子ども自身で置き場所やルールを決めること。園では歳児クラスのこどもたちとは、いつもはミーティングをして決めてました。自分の意見を言ったり、他のお友だちの意見を聞いたり、そのうえでどうするか話し合いをしていました。

 そうすると、自分たちの決めたことなので、約束をよく守ってくれます。無理やりやらされていると思う作業は、片づけをより嫌いにさせるだけでなく、言われたことしかできない子に。しかし、自分で決めたことを守ることで、社会性が身に付きます。

 これは家庭でも同じこと。

 ポイント3. 決断させ、できたら褒めてあげること。 

 こっちの方が早いなと思っても、こどもが自分で決めたことは、きちんと受け止めてあげましょう。成功すれば達成感が得られます。失敗してしまっても自分で決めたことなので、納得ができます。

 だからこそ、自分でルールを作る大切さを学ぶ機会をあげましょう。